50代の教養【自省録を読む その1】

おなやみの人

50代として知っておきたいこと、教養として読んでおきたい本を教えてほしいです。

早起きネコ

OKです。50代の教養として真っ先にぼくがおすすめする本、『自省録』について解説していきます。

こんにちは。早起きネコです。今回は、『自省録』についてのお話です。『自省録』は僕が読んできた本で最も影響を受け、今でも読み返し続けています。

『自省録』を読むことで、みなさんにもお気に入りの言葉を見つけてほしいと思います。

目次

『自省録』には50代だからこそわかる、こころに染み入る言葉の数々がある

50代だからこそ、『自省録』を読みましょう。これまでに読んだことのない人は、ぜひとも購入し、常に手元におき、ことあるごとに読み返しましょう。読み返すたびに、新しい発見があります。

著者はローマ帝国、五賢帝のひとり。マルクス=アウレリウス=アントニヌス。世界史の教科書にも出てくる【哲人皇帝】です。その名を聞いたことがある人も多いでしょう。

彼(マルクス=アウレリウス)はローマ帝国第16代皇帝であり、就任時の年齢は39歳。58歳にして死没。数々の対外遠征の合間に『自省録』のもととなる手記(メモ)を残したとされています。

そのほとんどは自己に向けられたものであるとされますが、「君は~」、「君の~」との語り口が多く、あたかも読み手自信に向けた言葉のようにも思われます。僕は哲人皇帝からの呼びかけ、僕自身に対する戒めとして読むようにしています。

そうすることで、ひとつひとつの言葉が心に染み入ります。

50代を迎えた今。20代のころに読んだ印象とはだいぶん違った思いが湧いてきます。

さまざまな経験を積んだ50代の人が読むと、「ああ、哲人皇帝でさえ、このようなことで悩み、苦しみ、必死で生きていたんだ」との思いが強くなることでしょう。

人生の折り返し地点である、50代の今こそ、『自省録』を謙虚な心で読むことができるのではないでしょうか。

『自省録』からお気に入りの言葉を見つける。人生に生かす。

『自省録』は名言、格言の宝庫です。ごく当たり前のように聞こえる言葉もあります。単純明快な表現もあります。しかし、そのシンプルな言葉が心に染み入り、頭の中で反芻され、人生に生かされます。

僕のお気に入りの言葉を少し、ご紹介しますね。

明けがたに起きにくいときには、つぎの思いを念頭に用意しておくがよい。

「人間のつとめを果たすために私は起きるのだ。」自分がそのために生まれ、そのためにこの世にきた役目をしに行くのを、まだぶつぶついっているのか。

マルクス・アウレーリウス、自省録、神谷美恵子 訳、P.71
岩波文庫(2020年、第24刷発行)

未来のことで心を悩ますな。必要ならば君は今現在のことに用いているのと同じ理性をたずさえて未来のことに立ち向かうであろう。

マルクス・アウレーリウス、自省録、神谷美恵子 訳、P.118
岩波文庫(2020年、第24刷発行)

君の全生涯を心に思い浮かべて気持をかき乱すな。どんな苦労が、どれほどの苦労が待っていることだろう、と心の中で推測するな。それよりも一つ一つ現在起ってくる事柄に際して自己に問うてみよ。「このことのなにが耐え難く忍び難いのか」と。

マルクス・アウレーリウス、自省録、神谷美恵子 訳、P.154
岩波文庫(2020年、第24刷発行)

君がなにか外的の理由で苦しむとすれば、君を悩ますのはそのこと自体ではなくて、それに関する君の判断なのだ。

マルクス・アウレーリウス、自省録、神谷美恵子 訳、P.158
岩波文庫(2020年、第24刷発行)

すべて君の見ているものはまもなく消滅してしまい、その消滅するところを見ている人間もまもなく消滅してしまう。きわめて高齢に達して死ぬ者も結局は夭折した者と同じことになってしまうであろう。

マルクス・アウレーリウス、自省録、神谷美恵子 訳、P.180
岩波文庫(2020年、第24刷発行)

主観を外に放り出せ。そうすれば君は助かる。誰が放り出すのを妨げるのだ。

マルクス・アウレーリウス、自省録、神谷美恵子 訳、P.239
岩波文庫(2020年、第24刷発行)

いかがでしょう。思わず「ワオ!!」と言いたくなるような言葉の数々。僕がこれらの言葉に最初に触れたとき、ほんとうに痺れました。高校時代、世界史の授業で覚えさせられた五賢帝の一人が、こんな言葉を残してくれていたなんてと。

あなた自身のお気に入りの言葉を見つけてください。そして、痺れてください。

『自省録』を読み、行動し、自己実現の可能性を高める

『自省録』を読むと、自然と行動が変わります。何かやらなければならない。やらないではいられない。そんな気持ちにさせてくれます。

例えば、早起き。ずっと早起きしたいとおもいつつ、実行に移せなかったとしても、大丈夫です。はるか昔の皇帝陛下があなたの後ろにはいます。

先ほどの言葉を思い出してください。

明けがたに起きにくいときには、つぎの思いを念頭に用意しておくがよい。

「人間のつとめを果たすために私は起きるのだ。」自分がそのために生まれ、そのためにこの世にきた役目をしに行くのを、まだぶつぶついっているのか。

マルクス・アウレーリウス、自省録、神谷美恵子 訳、P.71
岩波文庫(2020年、第24刷発行)

人間のつとめを果たすために、起きる。かっこい~。痺れますね。

こんなこと言われたら起きるしかありません。四の五の言ってる場合ではないです。

また、『自省録』を読むと、自分に自信がみなぎり、自己実現の可能性が高まります。何かに悩んでいたとしたら、先ほどの言葉を思い出しましょう。

君がなにか外的の理由で苦しむとすれば、君を悩ますのはそのこと自体ではなくて、それに関する君の判断なのだ。

マルクス・アウレーリウス、自省録、神谷美恵子 訳、P.158
岩波文庫(2020年、第24刷発行)

ズバっと、問題解決してくれてますね。すべての悩み事、苦しみ事は、自分自身の判断によるもので、それらの判断を変えればよいと。

ここまでお読みくだされば、もうお分かりですね。読みましょう。『自省録』を。変えましょう。自分自身の考え方を。そして、自分自身の生きた証を少しでも世に残しましょう。

『自省録』があなたの人生にとって、大切な1冊になることを心から願っています。

おなやみの人

『自省録』はとても面白く、ためになりそうな本ですね。これまでに読んだことがないので、すぐにでも買って読んでみます。

早起きネコ

それがよろしいかと。僕も周囲に友人や会社の同僚に勧めています。短い文章の中に、真理、真実があるので、ほんとうに何度も読み返しています。

おなやみの人

わたしもお気に入りの言葉を見つけ、座右の銘にしたいと思います。
どうもありがとうございました。

早起きネコ

お役に立てまして、何よりです。『自省録』については、今後も記事を追加していきますので、ご覧ください。

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